集客できるポスティングチラシのデザインを作成には、1つに「マインドマップ」を書 くこと、2つに書き出した情報を「整理」することがポイントです。マインドマップと は、あるキーワード(ここでは「ポスティング」)を記載し、そこから放射状にキーワー ドを繋げて延ばしていく図解表現技法です。実際にポスティングを行う時の状況をイメ ージしてみましょう。いつ、どこで、どのターゲットに、手書きチラシなのか、パンフ レット型なのか、手に渡ったお客さんがどのように感じるか、イメージを膨らませても らえるか、捨てずに読んでもらえるか、新規のお客さんに興味を持ってもらえるか、こ のようなキードライバーから連想し思いつく要素を全て書き出してみて下さい。その際 に、お店側の「思い」だけを中心に書き出してはなりません。これまでのお客さんの傾 向やどのような商品を好んでいるか、どのような特徴があるか、このような点を踏まえ る必要があります(顧客志向)。

ポスティングチラシを実際に行った会社様にお話しをお聞き致しました(下記図)。 傾向としては、オープンまもない頃は、チラシによる反響が非常に大きいことが分かり ました。お話を聞いた美容室さんでは、20人ー30人ほどがチラシを見てご来店され たとのことです。お店の業態にもよりますが、ポスティングは販促において非常に有効 なことがわかります。しかし、オープンから1年ほどになると、地域におけるそのお店 の認知度の高まりによってそれほど効果は見込めなくなります。そのため、新聞折込チ ラシや手渡し、ポスティングの量を増やす施策によって、一定程度の新規客を見込める ことが可能になります。

【マインドマップ】

表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放 射状にキーワードやイメージを繋げて発想を延ばしていく図解表現技法。 イメージを膨らませやすくします。

ポスティングのチラシデザインは、マインドマップから整理した情報をもとに作成することが重要です。お客さんに何を一番伝えるのか、どのようなイメージを もってもらえるのか、整理された情報をもとにあらゆる視点から判断してデザインしていきます。下記例では、今回、お話をお聞きしました美容室さんでは、 「表紙」に一番力を入れていました。お客さんが初めに手に取った瞬間に「数字」を見せること、そこに関心をもってもらえば、中身も興味を持ってみてもらえる という考えをもって制作にあたりました。

反響率を上げるために、ポスティングと並行して「手渡し」することも有効な手段です。 手渡しによるチラシ配布は、お客さんに実際に言葉で伝えること、印象をもってもらえること、これは非常に良い効果をもたらします。 つまり、「記憶」として残してもらえること、潜在意識として残るので、来店して頂ける機会が増えます(例:「美容室に行こうかしら、あっ、この間のお店の人から広告頂いたわね」)。 ポスティングと手渡しによるチラシの配布の組み合わせによって、集客効果を最大限に発揮します。

手渡しで販促広告チラシを渡す時に「表情」や「コトバ」にも気をつけます。印象が反響に大きく左右することがあります。

デザイン制作に際して、注目させる

キーワードを強調します。「数字」

もそのひとつです。読んでみたいな

と思わせるキャプションやコピーを

目立つように、色を際立たせたりするなどのデザインの工夫をします。